(1日目)
招集の場所 上毛町議会議場 開閉会日時及び宣言
平成23年6月7日 午前10時00分
───────────────────────────────
○応招(不応招)議員及び出席並びに欠席議員 出席議員(12名)
1番 宮本理一郎 2番 高畑広視 3番 宮崎昌宗 4番 峯 新一 5番 三田敏和 6番 安元慶彦 7番 増矢年克 8番 茂呂孝志 9番 古野啓藏 10番 亀頭寿太郎 11番 大山 晃 12番 坪根秀介
───────────────────────────────
○地方自治法第121条の規定による説明のため出席した者の職氏名 町長 鶴田忠良・ 教育長 百留隆男・ 副町長 奥野勝利 会計管理者 廣﨑誠治・ 総務課長 矢野洋一
企画情報課長 尾崎幸光・ 税務課長 福田正晴・ 住民課長 福本豊彦 健康福祉課長 坪根勝磨・ 産業振興課長 川口 彰・ 建設課長 古原典幸 総合窓口課長 末松克美・ 教務課長 岡崎 浩 総務係長 永野英憲
───────────────────────────────
○職務のため本会議に出席した者の職氏名 議会事務局長 中 豊 議会事務局係長 垂水英治
-1-
○議事日程
平成23年第1回定例会議事日程(1日目)
平成23年6月7日 午前10時00分 開会
日程第 1 会議録署名議員の指名 日程第 2 会期の決定 日程第 3 諸般の報告
日程第 4日程第 5日程第 6日程第 7日程第 8日程第 9日程第10日程第11日程第12日程第13
報告第 2号 平成22年度上毛町一般会計繰越明許費繰越計算書の報
告について
報告第 3号 平成22年度上毛町一般会計事故繰越し繰越計算書の報
告について
報告第 4号 平成22事業年度上毛町土地開発公社の事業報告及び決
算について
報告第 5号 しんよしとみ街づくり有限会社の平成22事業年度の決
算及び平成23事業年度の事業計画について
報告第 6号 専決処分の報告について(鳴水橋補修・補強工事変更契
約)
議案第32号 専決処分の承認を求めることについて(上毛町国民健康
保険税条例の一部を改正する条例)
議案第33号 専決処分の承認を求めることについて(上毛町税条例の
一部を改正する条例)
議案第34号 平成23年度上毛町一般会計補正予算(第1号) 議案第35号 平成23年度上毛町農業集落排水事業特別会計補正予算
(第1号)
発議第 3号 「尐人数学級推進」、「義務養育費国庫負担制度拡充」に
係る意見書(案)
-2-
○ 会 議 の 経 過 (初日)
開会 午前10時00分 ○議長(坪根秀介君)皆さん、おはようございます。定刻になりました。御起立をお願いいたします。
一礼して御着席願います。礼。 ただいまの出席議員は全員です。
ただいまから平成23年第2回上毛町議会定例会を開催します。 これから、本日の会議を開きます。
本日の議事日程はお手元に配付のとおりです。
───────────────────────────────
○議長(坪根秀介君)日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
本定例会の会議録署名議員に、3番 宮崎議員、4番 峯議員を指名します。
───────────────────────────────
○議長(坪根秀介君)日程第2、会期の決定を議題とします。
今期定例会の運営について議会運営委員会委員長に審議をお願いいたしたところ、6月3日に委員会を開催していただき、本定例会の会期を本日から17日までの11日間とする内容の答申をいただきました。
お諮りします。今期定例会の会期は議会運営委員長の答申のとおり、本日から17日までの11日間といたしたいと思いますが、これに異議ありませんか。 (「異議なし」という声あり)
○議長(坪根秀介君)異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は本日から17日までの11日間とすることに決定しました。
───────────────────────────────
○議長(坪根秀介君)日程第3、諸般の報告を行います。
今期定例会に提出された議案は、町長から報告5件、予算案2件、専決処分の承認2件の計9議案と、議員から提出された発議1件をあわせた10議案であります。 次に、本定例会の会期日程を申し上げます。お手元に配付の会期日程表(案)をごらんください。
本日の会議では議案を一括上程し、町長提出案件については提案理由の説明を受け、総括質疑を行います。ただし、報告第2号から6号までの5件及び議案第32号、並
-3-
びに議案第33号の計7議案は本日受理・審議・採決し、残りの2議案は後でお諮りし、所管の常任委員会に審査を付託する予定です。
また、議員から提出された発議1件については、提出者の趣旨説明を受けて質疑を行った後、所管の常任委員会に審査を付託したいと思います。
ここで皆様にお願いいたしますが、本日、審議・採決を予定している議案に対する質疑は、後の議案内容の説明に対する質疑にあわせて行っていただきますよう御協力をお願いいたします。
6月10日、11日に本会議を開催し、一般質問を行う予定ですが、10日に一般質問が全部終了すれば11日は休会とします。
6月13日を文教・厚生常任委員会、6月14日を総務、産業・建設常任委員会の開催日にいたしたいと思います。
6月17日に本会議を開催し、各常任委員長から委員会付託案件の審査状況の報告を受け、討論・採決を行います。
以上の件につきましては、議会運営委員会で協議し決定を受けておりますので御報告いたします。
地方自治法第121条の規定に基づき、町長並びに教育委員長に出席の要求をいたしましたところ、お手元に配付の名簿のとおり説明員の出席報告がありましたので、これを許可し出席していただいております。 これで、諸般の報告を終わります。
───────────────────────────────
○議長(坪根秀介君)これから議案の上程を行います。なお、議案の上程に際し、議案名の朗読は省略いたします。
日程第4報告第2号、日程第5報告第3号、日程第6報告第4号、日程第7報告第5号、日程第8報告第6号、日程第9議案第32号、日程第10議案第33号、日程第11議案第34号、日程第12議案第35号、以上9件を一括上程します。 提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(鶴田忠良君)皆さん、おはようございます。 それでは、提案理由の説明を行います。
平成23年第2回上毛町議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位には公私ともに御多用の中、御参集をいただき、厚く御礼を申し上げます。
-4-
まず、去る3月11日、東北、関東で発生した未曽有の大地震、津波、原発事故で被災し亡くなられた多くの方々に心から哀悼の意を表し、今なお困難な避難生活を送られている皆様に衷心よりお見舞いを申し上げますとともに、1日も早い復旧・復興を祈念する次第であります。
しかしながら、東松島市に福岡県職員派遣団の一員として参加した本町職員の報告によりますと、現状からは復旧・復興は容易ではなく、また懸命に事務処理を行う市職員の姿は極限に近いと思われるとのことでありました。私どもが知るメディアの情報等重ね合わせますと、この災害は、被災地はもとより日本全体の国民生活や経済に及ぼす影響ははかり知れないものがあり、危惧される夏の電力不足を勘案いたしますと、一層その感を深くするものであります。
今こそ国民全体が力を合わせ、国難とも言えるこの災害を克服し、1日も早く復旧・復興が成し遂げられるよう、そしてまた日本経済の再建・発展と、国力の回復を図らなければならないと考える次第であります。
さて上毛町でありますが、新年度も2カ月が経過いたしました。行財政運営はおおむね順調に推進できていると考えるところであります。
特に東上小学校跡地の東上キノコ園の竣工と営業開始、下唐原の高村工業の企業進出は、雇用と財政に必ず寄与するものであると、喜びにたえないところであります。診療所等無償譲渡いたしました敬愛会の運営は、地域の医療や福祉に大きく貢献し評価されておると考えられます。また、コミュニティ計画に基づく3年間の地域づくり事業は、5月末に町民グループの自主性が集約され上毛町地域づくり協議会の発足となり、行政の手を離れ再生し、各活動が主体的に運営されることとなりました。 また、東日本大震災にかかわる本町の義援金は5月末839万円余となり、本町民の善意に深く敬意を表し感謝をするところであります。今後はこれらの特筆される経緯等を踏まえ、さらなる上毛町発展を目指し、本年度の目標、尐子高齢化対策、産業の振興、行政改革を中心として、一層の努力を行うべきと決意を新たにするものであります。
議員各位におかれましても、よろしく御支援、御協力を賜りますよう切にお願いを申しあげます。
それではこれより、提案理由の説明を申し上げます。
今議会に提出しております案件は、報告案件5件、専決処分2件、補正予算2件の
-5-
計9案件であります。順次、御説明をいたします。
報告第2号、平成22年度上毛町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について。平成22年度に公布されたきめ細やかな交付金事業、住民生活に光をそそぐ交付金事業等、繰越明許費として3月定例議会において御可決いただきましたが、5月31日付でその繰越額が確定いたしましたので、ここに報告するものであります。 報告第3号、平成22年度上毛町一般会計事故繰越し繰越計算書の報告について。平成22年度の事業で、個人認証サービス窓口機器を3月に切りかえの予定でありましたが、東日本大震災の影響により機器の納期がおくれ、切りかえが間にあわず、事故繰越としたこと、及び住民生活に光をそそぐ交付金事業として22年度内に完了予定でありました配食サービス車両購入事業につきましても、震災の影響により納品がおくれ、年度内の完了が見込めず事故繰越としたことを御報告いたします。 報告第4号、平成22事業年度上毛町土地開発公社の事業報告及び決算について。緩やかな景気回復が示されておりました日本経済は、3月11日に発生した東日本大震災により、被災地を初め多方面に深刻な影響を与え、町内企業におきましても生産活動が低迷する事態となりました。そのような中、念願でありました下唐原適地において企業誘致が実現したことは、上毛町にとりまして大きく寄与するものと期待し確信するものであります。今後も企業の動向等について、県と連携を図りつつ情報収集に努め、誘致活動をさらに推進する所存であります。
22年度の土地開発公社の事業内容につきましては、前年度同様、一般管理費のみの執行となった決算であります。5月31日の公社役員会におきまして御承認をいただきましたので、今議会に報告するものであります。
報告第5号、しんよしとみ街づくり有限会社の平成22事業年度の決算及び平成23事業年度の事業計画についてでありますが、売り場のリニューアル後の22年度におきましては、出荷者との連携を強め、商品の質量の充実をはかり、収益の改善に努めてまいりましたが目標を達成できず、651万8,000円の赤字決算となり、責任を痛感する次第であります。指定管理者として再度の指定管理期間の初年度となる23年度におきましては、徹底した経費の節減を行うとともに、低迷の一番の課題であります農産品の不足を広域的な仕入れにより解消し、また各部会が連携して県外での各種イベント等を積極的に展開することで集客数増加を図り、購買力を高め、収益の向上に努めてまいる所存であります。
-6-
報告第6号、専決処分の報告について。鳴水橋補修・補強工事の変更契約のことでありますが、平成22年9月定例議会において御可決をいただきました鳴水橋補修・補強工事において500万円以内の変更契約が生じ専決処分したため、地方自治法第180条第2項の規定によりこれを報告するものであります。
議案第32号、専決処分の承認を求めることについて。上毛町国民健康保険税条例の一部を改正する条例でございますが、国民健康保険税の税額限度額の引き上げを行うことにより、中低所得者の負担軽減を図るための地方税法施行令の改正が行われたことに伴い、それに準じて町の国民健康保険税条例の一部を改正する条例を、3月31日付で専決処分したものであります。
議案第33号、専決処分の承認を求めることについて。上毛町税条例の一部を改正する条例でございますが、東日本大震災の被災者等の負担軽減を図るために、雑損控除の特例等の地方税法の一部改正が行われたことに伴い、それに準じて地方税条例の一部を改正する条例を4月27日付で専決処分したものであります。
議案第34号、平成23年度上毛町一般会計補正予算(第1号)でございますが、今回の補正額は1億3,600万4,000円で、歳入歳出予算総額45億5,800万4,000円であります。歳出全般では、職員の人事異動、昇格に伴う人件費の組みかえを行ったことが主であります。その他主なものといたしましては、総務費では、東九州自動車道スマートインターチェンジの用地にかかわる立木伐採費用。民生費では、職員の産休代替による臨時職員の賃金、及び小池共同井戸受水槽の追加工事費用を計上。衛生費では、環境宣言の町としての住宅用太陽光発電システム設置の普及に努めているところでありますが、希望世帯が多く予算不足が生じたため、一定の所要額を計上いたしました。農業集落排水事業特別会計繰出金は、人事異動による人件費分を計上いたしております。商工費では地元商工会が町内での個人消費を喚起し、町内事業者の活性化の一途とする地域商品券――プレミアム商品券でありますが――の発行を支援するための関係費用。土木費では、町営住宅であります新池団地の外壁や屋根が経年务化したため、ふきかえ工事等の費用。消防費では、退職した消防団員の退職金及び防災用常備消耗品を補充するための関係費用を計上いたしております。教育費では、県が実施する学力向上強化市町村として非常勤講師の派遣を受け入れている町内各小学校において、その効果を高めるための啓発冊子作成等の関係費用。総合グラウンドの経年务化したナイター照明器具の取りかえ、及び防球ネットフェンスの新設
-7-
等の工事関係費用を計上いたしております。
今回の補正財源といたしましては、特定財源で国県支出金の社会資本整備総合交付金等で1,142万円、財産収入と諸収入では、東九州自動車道用地立木補償金、及びスポーツ振興くじ助成金等で5,861万円7,000円、一般財源として普通交付税等で6,596万7,000円を充当いたしております。
議案第35号、平成23年度上毛町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)でありますが、人事異動に伴う職員の人件費を一般会計からの繰入金を財源として計上いたしております。
以上、概略を御説明申し上げましたが、いずれも重要な案件でございますので、慎重に御審議をいただき御承認、御可決くださいますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明を終わります。どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(坪根秀介君)提案理由の説明が終わりました。
これから提案理由に対する総括質疑を行います。前にも述べましたが、本日審議する案件に対する質疑は、議案内容の説明の際に行っていただくよう御協力をお願いいたします。
では、提案理由に対する総括質疑を行います。 質疑はありませんか。安元議員。
○6番(安元慶彦君)議案の関係ではございませんが、最初に町長のほうから報告がありました行財政がすべて順調に進捗しているということで、まことに喜ばしい限りでございますが、その中で東上小学校の跡地の事業の関係でございますけれども、これが出発に当たってどの程度の規模の会社内容になっているか、わかりますればひとつ御報告を願いたいと思います。 ○議長(坪根秀介君)総合窓口課長。
○総合窓口課長(末松克美君)建物が、宙にはちょっと覚えていないんですが、建物棟と栽培棟2棟がございます。それから菌床を製作するのが1棟、それから殺菌部屋棟がございまして、のべ……。
○6番(安元慶彦君)いや、アバウトでいいよ。
○総合窓口課長(末松克美君)敷地面積は約3,700平米なんですが、建物の面積は、大変申しわけございませんが、宙にはちょっと覚えておりません。 ○議長(坪根秀介君)安元議員。
-8-
○6番(安元慶彦君)社員数はどんなもんですか。 ○議長(坪根秀介君)総合窓口課長。
○総合窓口課長(末松克美君)社員数は、健常者がたしか7名だったと思います。それから身障者が最高25名で、6月1日に操業を開始したわけなんですが、6月1日時点で19人の身障者を雇用しておると聞いております。 以上です。
○議長(坪根秀介君)ほかにありませんか。茂呂議員。
○8番(茂呂孝志君)同じく、東上の跡地利用のことなんですけど、当初建設する場合に、裏側の斜面側に尐し寄ったところに建てる計画だったようですが、かなり正面のほうに出たということを聞いています。それで、地元住民が以前から要求していた盆踊りとかそういうところに十分スペースがとれるのかとれないのか、お尋ねをいたします。
それから、議案一般会計なんですが、地方交付税が約6,500万追加されていますが、実際にこれから来た金額はどれくらいなのかお尋ねします。これは収支のバランスをとっての計上なのかどうか、そういうことを知りたいためにお尋ねいたします。 ○議長(坪根秀介君)総合窓口課長。
○総合窓口課長(末松克美君)最初のキノコ園の関係なんですが、確かにもう尐し北側といいますか、壁のほうに当初はするようになっておりましたが、建築確認の関係で若干、道路のほうにちょっとずったという形になります。しかし、特に町とキノコ園との境にはフェンス等設けないようにしておりますので、盆踊り等には支障ないと思っております。
○議長(坪根秀介君)総務課長。
○総務課長(矢野洋一君)交付税の見込みについての質問だろうと思いますけれども、一応、当初予算では23億を見込んでおりまして、最終的には前年よりも金額的にはふえてくるだろうという予想はしますが、一応26億ぐらいまではかたく見積もって交付されるだろうということで見込んでおります。
今回、一般財源という形で6,500万を充当しておりますが、一応、見込みのかたい普通交付税から充当したということでございます。 ○議長(坪根秀介君)茂呂議員。
○8番(茂呂孝志君)普通交付税ですから、今回、国からの決定額が6,500万円あっ
-9-
たのかどうか。ただこれは単なる収支のバランス上、計上したのかどうか、その点を知りたいわけです。それから、東上の跡地利用の件で、実際に道側のほうに寄ったということでありますけれど、当初こういうことはわかっていると思うんですよね。もっと慎重に、こういうことがなぜわからなかったのか。法律的には、裏のがけから何メーター以内に建てないといけないとか、そういう詳しい法律があると思うんですよ。何でそういうことを確認して、地元と十分スペースはとれるという説明をされなかったのかどうか。ちょっと計画が、もっと綿密な調査をしていなかったのではないかなと私は思って質問しているんですが、そこらあたり、設計する側とどのように話をされたのか。どういう落ち度があったのか、お尋ねいたします。 地方交付税の件も、今回の決定額をお願いします。 ○議長(坪根秀介君)総務課長。
○総務課長(矢野洋一君)交付税はまだ決定をしておりません。前年と比較してふえるという見込みで予算上は23億、最終的にかたく見積もって26億程度は財源として入るだろうということでございまして、今回の補正予算で特定財源を除く部分は一般財源として一番かたい普通交付税から充当したということでございます。御理解を願いたいと思います。
○議長(坪根秀介君)総合窓口課長。
○総合窓口課長(末松克美君)どうしてそういうふうになったかということにつきましては、こちらとしましては、確認したところそういうような形になったということで、詳しいことは会社のほうからは聞いておりません。 ○議長(坪根秀介君)よろしいですか。 ほかに質疑はございませんか。 亀頭議員。
○10番(亀頭寿太郎君)東小学校跡地の関係を提案理由の説明のときにやっていいのですか。やってよければ今からやりますよ。あんなのは一般質問でやるんじゃないの。 ○議長(坪根秀介君)総括的なことでお願いしたいと思います。 亀頭議員。
○10番(亀頭寿太郎君)提案理由の説明に対する質疑でしょう。東上小学校跡地の工場云々が総括的にありますか。あるのならやりますよ。あんなのは一般質問でやればいいんじゃないの。
-10-
○議長(坪根秀介君)それでは東上小学校跡地の問題につきましては、これを打ち切らせていただきたいと思います。 ほかにございませんか。 (「質疑なし」という声あり)
○議長(坪根秀介君)質疑なしと認め、町長の提案理由に対する質疑を終了します。
───────────────────────────────
○議長(坪根秀介君)日程第13、発議第3号 「尐人数学級推進」、「義務教育費国庫負担制度拡充」に係る意見書案を議題とします。 提出者に趣旨説明を求めます。 三田議員。
○5番(三田敏和君)「尐人数学級の推進」、「義務教育費国庫負担制度拡充」に係る意見書ということで提案をしたいと思います。
2011年度の政府予算が成立し、小学校1年生の35人以下学級が実現するために必要な義務標準法の改正法も国会において成立をいたしました。これは30年ぶりの学級編成標準の引き下げであり、尐人数学級の推進に向けたスタートをようやく切ることができました。
今回の標準法の附則として、1年生以降の2年生から中学校3年生までの学級編成標準も順次改正することの検討と、その結果に基づき、法制上も含めた措置を講ずるということがうたわれております。その措置を講じる際には、必要な安定した財源の確保に努めることが明記されております。
また、東日本大震災による被害を受けた学校や被災した児童生徒の転校先・転学先の学校への定数の特別措置もつけ加えられております。また文科省が2010年3月から4月に実施した今後の学級編成及び教職員定数のあり方に関する国民からの意見募集というものがありまして、その結果においては、小中高校の学級規模として保護者の7割以上が、30人以下の規模が望ましいという意見を上げております。 それから教育予算に関しましても、GDPに対する教育支出の割合は、OECD加盟国の中で日本が最下位ということになっております。そういう中から、三位一体の改革の中で国庫負担が2分の1から3分の1に引き下げられたということで、各自治体の財政を圧迫していると、未来への先行投資として子どもや若者の学びを切れ目なく支援し、人材育成、雇用の創出、就業の拡大につながることが必要であるというこ
-11-
とを考えまして、以下2点を意見書として出したいと思います。
1、尐人数学級を推進すること。当面、小学校2年生以上の35人以下学級を早期に実現すること。2、教育の機会均等と水準の維持向上を図るため、義務教育国庫負担制度の堅持とともに国庫負担割合を2分の1に復元すること。ということで、意見書を出したいと思います。
議員の皆様の慎重審議の上、御可決いただきますようによろしくお願いいたします。 ○議長(坪根秀介君)議員の趣旨説明が終わりました。趣旨説明に対する質疑を行います。質疑はありませんか。 亀頭議員。
○10番(亀頭寿太郎君)趣旨はよくわかりますが、尐人数学級推進、35人以下ということなんですが、上毛町にはこれに該当するのが何学級ありますか。 ○議長(坪根秀介君)三田議員。
○5番(三田敏和君)小学校ではないと思いますね。中学校は今、もちろんありますけれども、小学校ではないと理解をしております。 ○議長(坪根秀介君)亀頭議員。 ○10番(亀頭寿太郎君)もういいです。 ○議長(坪根秀介君)ほかにありませんか。 (「質疑なし」という声あり)
○議長(坪根秀介君)質疑なしと認め、趣旨説明に対する質疑を終了します。
───────────────────────────────
○議長(坪根秀介君)これから、本日採決する議案の上程を行います。
日程第4、報告第2号 平成22年度上毛町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告についてを議題とします。 議案内容の説明を求めます。 総務課長。
○総務課長(矢野洋一君)それでは私のほうから、報告第2号ということで、平成22年度上毛町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告についてを説明させていただきます。 地方自治法施行令第146条第2条の規定により、平成22年度上毛町一般会計繰越明許費繰越計算書について、次のとおり報告する。ということで、平成22年度上毛町一般会計繰越明許費繰越計算書ということで、枠の中にそれぞれ事業ごとに繰越
-12-
額を明らかにしているものでございます。これにつきましては、先ほど町長の提案理由の中にもありましたように、平成22年度に交付されたきめ細やかな交付金、それから住民生活に光をそそぐ交付金とに係る繰越事業において、5月31日付で繰越額が確定いたしましたので報告するものでございます。
各事業の内訳でございますけれども、下の枠の左側に区分欄がございまして、まずきめ細やかな交付金事業ということで、総務費、それから民生費、商工費、土木費、教育費、それから次のページをめくっていただきますと、同じく教育費で3項目の事業がそれぞれ繰り越されたということでございます。それから、住民生活に光をそそぐ交付金事業といたしまして、民生費、教育費が2項目にわたって以下の事業名の事業が繰り越されたということでございます。
それから、その他の事業でございます。商工費につきましては、一つ説明しますと、ログハウスの改修事業が2月の臨時議会で補正をいたしておるものでございます。それから土木費につきましては、スマートインターチェンジの設置事業、それから教育費につきましては空調設備の工事事業。これは安全安心な学校づくりの交付金事業として3月補正でしたものでございます。それから教育費としまして、げんきの杜の浴室の改修事業。これは3月の議会で追加補正をしたものでございます。
以上の事業が、5月31日付で繰越額が確定したということで報告するものでございます。
以上でございます。
○議長(坪根秀介君)説明が終わりました。これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 安元議員。
○6番(安元慶彦君)繰り越しの関係ですけれども、この表にあります中で、ログハウスの関係ですよね。これはいわゆる過失による一つの措置ということで、追加補正予算のときにも言いましたように、保険に入って保険が1,000万円ぐらい見込まれてくると。そのほかについては原因者のほうから負担をするんだということで、私はこの財源内訳の中で、その他財源の中に1,000万円とその横にある一般財源70万1,000円が加わったものが、ここに来るんじゃないかと思うんですが、ここはどんなもんですか。
○議長(坪根秀介君)企画情報課長。
-13-
○企画情報課長(尾崎幸光君)ログハウスの改築工事につきましては、先ほど総務課長から言われましたように、2月の臨時議会の中で1,113万円を御可決いただいております。1,000万円につきましては、議員さん申されるとおり、保険金のほうとなります。一般財源のほうとして74万1,000円を計上しております。 ○議長(坪根秀介君)安元議員。
○6番(安元慶彦君)この一般財源が、わかりやすく言いますと税金じゃないですか。原因者が残りの分については負担をして、町の予算は一切使いませんと。保険金とそれで足りない分は、過失ですから原因者のほうで負担をするということで、臨時議会のときの答弁は、私はそういうことで解釈していますけれども。この一般財源というのは、いわゆる町の金じゃないんですか。 ○議長(坪根秀介君)企画情報課長。
○企画情報課長(尾崎幸光君)一般財源は町のお金、税金でございます。 ○議長(坪根秀介君)安元議員、3回目です。
○6番(安元慶彦君)そうしますと、その原因者負担というのは、どこに出てくるんですか。
○議長(坪根秀介君)企画情報課長。
○企画情報課長(尾崎幸光君)2月議会のときにもちょっとお話をさせていただきましたが、原因者負担につきましては、ログハウスの解体工事については保険の対象とならないということで、その分につきましては原因者負担ということで、原因者から費用をいただいております。
○議長(坪根秀介君)ほかにございませんか。 三田議員。
○5番(三田敏和君)後からでも結構ですので、この繰越明許された事業の完了月を各々、出していただきたいと思いますが、よろしいですか。 ○議長(坪根秀介君)わかりました。 ○5番(三田敏和君)それで結構です。 ○議長(坪根秀介君)ほかにございませんか。 茂呂議員。
○8番(茂呂孝志君)金額と翌年度繰越額が同額と、多尐違っているところがありますが、同額というのはもう工事をやられていないということだろうと思います。多尐違
-14-
っているというのは、尐し工事をやられているということだろうと思うんで、どこまで工事が進んでいるのかお尋ねいたします。 ○議長(坪根秀介君)総務課長。
○総務課長(矢野洋一君)具体的にどの事業というふうに御指定をいただければ、所管課長のほうから御説明を申し上げます。 ○議長(坪根秀介君)茂呂議員。
○8番(茂呂孝志君)八つの事業があると思います。 ○議長(坪根秀介君)茂呂議員、もう一度お願いします。
○8番(茂呂孝志君)金額と翌年度繰越額が違っている事業が八つあります。これの進捗状況について、お尋ねします。 ○議長(坪根秀介君)総務課長。
○総務課長(矢野洋一君)それでは金額と繰越額が違っている事業について、それぞれ現在の状況についての御説明を所管課長のほうからいたします。 では上段のほうから順に、所管課長からお願いします。 ○議長(坪根秀介君)住民課長。
○住民課長(福本豊彦君)それでは私のほうから、民生費、社会福祉費の小池共同井戸受水槽の整備事業の件につきまして、御報告を申し上げたいと思います。
これにつきましては、3月中に工事にかかわります設計を発注して完了いたしておりますので、その分を除いた分が繰り越しということで、519万5,000円を繰越額として計上させていただいておりまして、現在、工事発注まで行っているということで、一応6月末か7月ぐらいに完了予定で、今、進めております。 ○議長(坪根秀介君)建設課長。
○建設課長(古原典幸君)それでは土木費の分について、御説明をさせていただきます。農道舗装工事の事業費でございますが、全体金額が2,830万円でございます。そのうち1,950万円を繰り越しさせていただいたということでございます。 以上でございます。 ○議長(坪根秀介君)教務課長。
○教務課長(岡崎 浩君)それでは、きめ細やかな交付金の中学校の改修事業でございます。この分につきましては、22年度執行いたしましたのが実施設計費でございまして、工事につきましては4月6日ですべて完了いたしておるところでございます。
-15-
○議長(坪根秀介君)健康福祉課長。
○健康福祉課長(坪根勝磨君)私のほうは、2枚目のきめ細やかな交付金事業の下の、住民生活に光をそそぐ交付金事業の民生費、社会福祉費の、高齢者等救急医療情報キット設置事業の関連でございますが、22年度中にこの事業で実施することとしております、医療情報を入れる専用容器並びにそれを明示するための表示シールといった消耗備品類の購入を22年度で完了しております。23年度中に調査事業等を実施しまして、これは社協委託事業ということで23年度中に完了を予定しております。 ○議長(坪根秀介君)教務課長。
○教務課長(岡崎 浩君)それでは住民生活に光をそそぐ交付金の、小学校及び中学校の図書館整備事業でございます。
22年度に執行いたしておりますのが、図書費それから図書用の備品ということで、書架の購入がすべて完了いたしております。繰り越した事業につきましては、図書室の空調設備でございまして、現在、実施設計が終わって工事のほうも契約が終わったところでございます。完了予定は7月15日でございます。 ○議長(坪根秀介君)企画情報課長。
○企画情報課長(尾崎幸光君)その他の事業の商工費、ログハウス改築工事でございます。この差額につきましては、実施設計を3月末までで終わらせたということで、その費用38万9,000円を引いた分をすべて翌年度に繰り越しておるものでございます。工事につきましては入札が終わり、契約をし、7月の夏休み前ぐらいには工事を完了させたいと考えております。 ○議長(坪根秀介君)建設課長。
○建設課長(古原典幸君)それでは、その他の土木費のスマートインターチェンジ設置事業でございます。この予算につきましては、13節の委託料という形で1,437万6,000円を計上させていただいておりまして、そのうち図面等のコピーの保守点検料及び道路台帳の補正を22年度で実施いたしまして、その残り、スマートインターチェンジの設置事業1,028万3000円を繰り越しさせていただいております。これにつきましては、後ほど細かい部分につきましては全員協議会のほうで御説明をさせていただきたいと思いますが、現時点では実施計画書の作成ができたというところでございます。 以上でございます。
-16-
○議長(坪根秀介君)茂呂議員、よろしいですか。 ○8番(茂呂孝志君)はい。
○議長(坪根秀介君)ほかに質疑はございませんか。 (「質疑なし」という声あり)
○議長(坪根秀介君)質疑なしと認め、質疑を終了します。 以上で本件の報告を終わります。
───────────────────────────────
○議長(坪根秀介君)日程第5、報告第3号 平成22年度上毛町一般会計事故繰越し繰越計算書の報告についてを議題とします。 議案内容の説明を求めます。 総務課長。
○総務課長(矢野洋一君)それでは続きまして、報告第3号の説明をいたしたいと思います。平成22年度上毛町一般会計事故繰越し繰越計算書の報告について。地方自治法施行令第150条第3項の規定により、平成22年度上毛町一般会計事故繰越し繰越計算書について、次のとおり報告するというものでございます。
今回、事故繰越となったものでございますが、まず総務費の戸籍住民基本台帳費で、事業名が公的個人認証サービス窓口機器等購入事業というもので、負担行為額が41万6,000円ということで、この件につきましては当初予算に計上しておりまして、23年3月中に機器の切りかえを予定しておりましたけれども、説明欄にございますが、東日本大震災の影響で納期が遅延したということによりまして、22年度中には間に合わないということで、急きょ事故繰越といたしたものを今回報告するものでございます。
それから民生費の社会福祉費で、配食サービス用の車両購入事業でございますが、きめ細やかな交付金事業の一環としての事業でございまして、これも同様に東日本大震災の影響により納期が遅延をしまして、車両の納入がおくれ、年度内の納入が無理だということになりまして、急きょ事故繰越といたしたものを、今回、報告するものでございます。 以上でございます。
○議長(坪根秀介君)説明が終わりました。これから質疑を行います。 質疑はございませんか。
-17-
(「質疑なし」という声あり)
○議長(坪根秀介君)質疑なしと認め、質疑を終了します。 以上で本件の報告を終わります。
───────────────────────────────
○議長(坪根秀介君)日程第6、報告第4号 平成22事業年度上毛町土地開発公社の事業報告及び決算についてを議題とします。 議案内容の説明を求めます。 企画情報課長。
○企画情報課長(尾崎幸光君)それでは、報告第4号について御説明をさせていただきます。
報告第4号、平成22事業年度上毛町土地開発公社の事業報告及び決算について。平成22事業年度上毛町土地開発公社の事業報告及び決算について、地方自治法第243条の3第2項の規定により、別紙のとおり報告するものでございます。下のほうにページ番号を打っておりますので、2枚めくって1ページをお願いいたします。 事業の概要でございます。朗読により説明をさせていただきます。日本経済は前年度からの景気刺激策の効果もあって緩やかな回復傾向を示し、また北部九州における自動車150万台生産拠点構想により、町内企業の生産活動も徐々にではあるが持ち直してきていたが、3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の影響は、製造業を初めとする日本経済に深刻な影響を与えており、本町においてもその影響は甚大となっている。そのためもあって工業用地拡大や新規企業による用地購入等については、進展がないまま本事業年度は推移したところでございます。
しかしながら、先ほど町長の提案理由の中でもございましたが、かねてからの懸案事項でございました下唐原適地につきまして、高村工業株式会社の誘致に成功し、平成23年度中に工場の建設及び操業の開始の運びとなったところでございます。 続きまして、2の理事会の議決事項でございます。理事会につきましては、第1回を5月31日に行いまして、平成21事業年度の事業報告及び決算報告。それから2回目としまして、2月25日に平成23事業年度の事業計画及び予算についての審議を行い、御承認をいただいておるところでございます。
2ページ、3ページのほうをお願いいたします。3の役員名簿、4の登記事項及び5の役員の交代でございます。役員の任期につきましては、平成22年12月27日
-18-
から平成24年12月26日までとなっているところでございます。登記事項につきましては人事異動による理事の変更及び任期満了によります理事の重任を行ったところでございます。
続きまして、4ページをお願いいたします。6の収入支出決算でございます。22事業年度につきましては、事業支出は行っておりませんで、経常経費の支出のみでございます。収入の部では基本財産の果実と受取利息及び配当金のみで収入済額といたしまして、3,500円と157円の合計3,657円でございます。支出の部につきましても経常的な経費のみの支出でございまして、役員の費用弁償、旅費、それから公租公課費、これは法人住民税でございます。この支出で、合計が13万9,840円となっておるところでございます。
6ページをお願いいたします。7の財務諸表の貸借対照表でございます。資産の部の合計は現金・預金が550万3,405円で、表の右の負債の部につきましてはゼロ、資本の部が基本財産として500万、それから準備金として前期繰越準備金が63万9,588円ございましたものが、当期が13万6,183円減りまして50万3,405円となっておりまして、一番下の負債資本合計が550万3,405円となっておるところでございます。
次に7ページをお願いいたします。損益計算書でございます。先ほど申し上げました支出の13万9,840円と収入の3,657円の差し引きで、13万6,183円の減となっております。
続きまして8ページは現金の流れでございまして、現金につきましても一番下をごらんいただきますと、13万6,183円が現金として減っておりまして、現在の残高が550万3,405円となっておるところでございます。
9ページをお願いいたします。平成22事業年度余剰金処分計算書でございます。平成22事業年度の余剰金を示したもので、50万3,405円を次期繰越準備金として処分したものでございます。
10ページをお願いいたします。財産目録でございます。現金・預金で50万3,405円、定期預金で500万ということで、それぞれ福岡銀行、それからJAの福岡豊築のほうに預金をしておるところでございます。8番の付属明細書につきましては、先ほどから御説明しておりましたので省かせていただきます。
最後に16ページをお願いいたします。監査意見書を添付しておりますので、御参
-19-
照いただきたいと思います。
最後に、平成22事業年度上毛町土地開発公社の事業報告及び決算につきましては、5月30日に土地開発公社理事会において議決をいただいておるところでございます。 以上で説明を終わります。
○議長(坪根秀介君)説明が終わりました。これから質疑を行います。 質疑はございませんか。 峯議員。
○4番(峯 新一君)済みません、1点だけ。工場用地の拡大とありますが、先々の予定としてはどういう考えを持っているか、教えてください。 ○議長(坪根秀介君)企画情報課長。
○企画情報課長(尾崎幸光君)土地開発公社としての工場用地につきましては、今持っているところはございません。これから、先ほど町長のお話の中でありましたが、企業誘致を進めていく上で、企業のほうがこの土地がほしいというようなことがあれば、公社としてもその獲得を行っていきたいと思っております。 ○議長(坪根秀介君)よろしいですか。 ○4番(峯 新一君)はい。
○議長(坪根秀介君)ほかにございませんか。 (「質疑なし」という声あり)
○議長(坪根秀介君)質疑なしと認め、質疑を終了します。 以上で本件の報告を終わります。
───────────────────────────────
○議長(坪根秀介君)日程第7、報告第5号 しんよしとみ街づくり有限会社の平成22事業年度の決算及び平成23事業年度の事業計画についてを議題とします。 議案内容の説明を求めます。 企画情報課長。
○企画情報課長(尾崎幸光君)それでは報告第5号について御説明いたします。 報告第5号、しんよしとみ街づくり有限会社の平成22事業年度の決算及び平成23事業年度の事業計画について。しんよしとみ街づくり有限会社の平成22事業年度の決算及び平成23事業年度の事業計画について、地方自治法第243条の3第2項の規定により別紙のとおり報告するということでございまして、これも2ページをお
-20-
開きいただきたいと思います。
2ページを開いていただきますと、下のほうにページ番号を打っております。1ページでございます。平成22事業年度の総括的概要を朗読により説明させていただきます。平成21年の改修工事により、売り場面積の拡大ができたものの地元農産品の確保ができず、年度当初予定いたしておりました売上・客数ともに達成できず、赤字決算となりました。また町内出荷組合の組合員加入増強では、ある程度成果が見られましたが、逆に高齢者による出荷組合脱会者もふえ、結果的に前年の組合員数を下回る結果となりました。
次に特産品開発でございますが、米粉を利用した上毛バーガーや米粉パン、米粉ロールケーキ等の数点を商品として売り出し、メディア等の宣伝効果もあり、売り上げ個数が上昇していることから、さらに改善・開発を重ね今後加工品の主軸商品になるのではと期待しているところでございます。
環境整備では、トイレのいたずらによるトイレットペーパーの盗難、一般利用客への悪影響が続いておりましたが、福岡県警豊前警察署の協力、防犯カメラの設置等により、開駅当初にあった清潔なイメージが戻り、毎年続いておりましたトイレの悪いイメージを払しょくすることができました。今後も信頼回復に向け、お客様が施設をより快適に利用しやすい状況をつくるよう心がけてまいります。以上が総括的概要でございます。
2ページ、3ページについてはごらんいただきたいと思います。
続きまして4ページをお願いいたします。決算報告でございます。4ページの決算報告の貸借対照表で、表の左の欄が資産の部でございます。流動資産が2,278万205円ということで、現金・預金等の内訳をそこに示しております。それから固定資産が988万9,436円、それから繰延資産として115万ということで、資産合計が3,381万9,641円ということとなっております。
表の右のほうでございますが、負債の部でございます。買掛金、未払金等の負債の合計が1,097万2,999円となっておりまして、純資産の部の株主資産が2,284万6,642円ということで、資本金が2,050万と利益余剰金として234万6,642円を合計したものが負債と純資産の合計ということで、一番下のほうになるんですが、3,381万9,641円となっております。
次の5ページをお願いいたします。損益計算書でございます。売上高の合計が、一
-21-
番右のほうの欄に記載されております。8,471万1,145円ということで、前年比14.5%の増加を見ておるところでございます。それから売上原価合計が、3,820万7,300円。これを売上高から差し引きますと、売上総利益金額が4,650万3,845円ということで、前年比9%の増加となっております。それから販売及び一般管理費につきましては5,827万626円で、前年比5.9%の増加を見ております。したがいまして、営業外収益等を差し引きまして、一番下にあります当期損失金額651万8,125円のマイナスということでございます。
6ページのほうが販売費及び一般管理費の内訳でございます。前年比5.9%の増加となっておりまして、大きな原因といたしましては、アンテナショップ事業、また食による観光客誘致促進事業の人件費が含まれておるものでございます。
7ページをお願いいたします。株主資本等変動計算書でございまして、資本金2,050万と繰越利益余剰金886万4,767円の合計2,936万4,767円ございましたものが、今年度で、先ほど申し上げました651万8,125円の赤字ということで、2,284万6,642円となっております。
続きまして8ページのほうは、監査報告書を添付しておりますのでごらんいただきたいと思います。
続きまして事業計画及び予算書についてでございます。1枚めくっていただきますと、1ページでございます。平成23事業年度の事業計画でございまして、基本計画といたしまして、売り場面積の拡大に伴い、町内農産物集荷の増加はもとより臨時総会で御承認いただきました広域的な仕入れを行い、現状の一番の課題である農産品不足を解消いたします。それから販売促進イベントに関しましては、出荷組合、商業部と連携を行い店外販売イベントを催し、客数増加を図るため、以下の事業を実践いたしますということで、主な事業につきまして書いております。
販売促進事業といたしましては、農産物仕入品の確保、農産物入荷地域の拡大、午後になりますと農産物がなくなるという状況となっております。それからインショップの事業拡大、店内レイアウトの見直し。観光バス誘致ということで、観光会社、旅行会社へのアプローチの強化。それからポイントカードをつくっておりますエコひいき会員、これは9,092名の方が今、会員となっておりますが、その会員の方の活用を考えていきたいと考えております。
2番の特産品開発事業でございますが、既存の米粉製品の改善、新規米粉商品の開
-22-
発、それから米粉にかわる、ほかの農産物を使った素材の開発等を行っていきたいということでございます。
3の環境事業といたしまして、10号線から目立つサイン。道の駅が分かりにくいという声も上がっておるようでございます。それから物産館正面にグリーンカーテンの設置。それから寒いイメージを草花の植栽でカバーするということで、環境事業のほうを行っていきたいと思っております。
イベント事業でございますが、日曜日の店外販売イベントが好評ということで、出荷組合、商業部会と共同で店外の販売イベントを行っていきたいと考えておるところでございます。それから店頭での試食販売の定期開催、旪野菜のレシピ募集及び料理コンテスト開催、農産物の収穫体験。これにつきましては出荷者との共同による親子体験をするような農産物の収穫体験を行いたいと考えておるところでございます。 その他ということで、平成22年度の赤字額650万ほどがございますが、その解消策といたしまして、手数料の変更でございます。現行手数料10%をいただいておりますが、それを13%に変更することで、去年の売上高からいきますと360万ほどの増額となります。それから俸給変更の件ということで、駅長を非常勤職員として俸給を減額し、後継者になる駅長候補の育成と、売上の増加を図っていただくということで、駅長につきましては俸給を減額しております。その金額は約130万円です。それから販売員シフト変更。時間帯によります客数の減尐に伴い販売員の数を減尐するということで、その削減額が130万円ほど。合計いたしますと620万円ほどの経費の減額となります。
それから次の2ページをお願いいたします。平成23年度の収支予算書でございます。収支予算書につきましては、前年度対比で収入支出ともに345万円、約5.9%増の予算を立てております。
特に大きいものにつきましては、先ほども言いましたが、食による観光客誘致事業のB級グルメということで530万。それから、アンテナショップ分の270万を計上させていただいておるところでございます。今後、売上の向上、それから経費の節減に努めていく所存でございまして、駅職員一同、頑張って本年度は売上の向上にまい進したいと言っておるところでございます。以下、決算書をつけておりますので御参照いただきたいと思います。
最後に、しんよしとみ街づくり有限会社の平成22事業年度の決算及び平成23事
-23-
業年度の事業計画につきましては、5月31日の社員総会において議決をいただいておるところでございます。 以上で説明を終わります。
○議長(坪根秀介君)説明が終わりました。これから質疑を行います。 質疑はございませんか。宮崎議員。
○3番(宮崎昌宗君)この事業計画の件で、インショップというのがゆめタウンで行われているアンテナショップのことだと思うんですけど、たしか土曜日だけ出品しているということで、私はちょっと見に行ったんですけど、ただ物を置いているだけで、これは上毛町のだなというふうには余り見えなかったんですね。それに対して、土曜日しか置かないという状況で270万円の予算を町から出しているんですけど、本当にどうなのかなと思うんです。またインショップ事業の拡大ということは、今、町から270万出している分の予算をまた今度拡充していくということでしょうか。やっていること自体はすごくいいことだと思います。
それと手数料の変更が10から13%になったというのは、これはもう決定されたことなんですか。いつから上げるということでしょうか。
それと上毛町の建設計画というか、そういったまちづくりの計画に、たしかしんよしの道の駅を中心としてまちづくりを行っていく、PRしていくというようなことを以前見たと思うんですけど、じゃあ名前を変えるべきじゃないかと思うんですね。今、中学校も上毛中学校に変えるとか言っている前に、このような対外的にPRになる場所をまず、「しんよしとみ道の駅」から「上毛道の駅」に変えるべきだったと思うんですけど、その辺の変更は無理なんでしょうか。 ○議長(坪根秀介君)企画情報課長。
○企画情報課長(尾崎幸光君)まずインショップの件でございますが、これは緊急雇用の事業を使って行っておりまして、3年間ということで、今年が最終年度となっております。先ほど議員さん言われましたとおり、土曜日だけのインショップというふうにやっておるところでございます。上毛町という名前をもう尐し前面に出したほうがいいのではないかということでございますが、私どももまた現場を見て、そういうふうな指導をしてまいりたいと思っております。
それと、10%から13%はいつからかということなんですが、先ほど申しましたように、会社のほうの役員会が5月31日にございまして、役員会で承認をされてお
-24-
るところでございまして、今、駅長のほうが出荷組合等に御説明をしておるところでございます。
○議長(坪根秀介君)町長。
○町長(鶴田忠良君)名称の件でございますけど、これは出資者がほとんど新吉富の関係の方でいらっしゃいますので、その変更につきましてはそういう方々の御意見を聞きながら考えていかなければならないだろうと思っております。しんよしとみ道の駅という事業は11年になるわけでございますけれども、その関係でなかなか。例えば中学の名称とはちょっと異質だなと思っておりまして、名称の変更等につきましては、当分このままいくだろうという予測を立てております。 ○議長(坪根秀介君)宮崎議員。
○3番(宮崎昌宗君)13%がいつからかというのを聞きましたが答弁がなかったので、また後で答えてもらえればと思います。
インショップの件ですけど、緊急雇用の、そういった補助金なりが終われば、インショップもやめるということでしょうか。
それとあと名前の件ですけど、中学校は教育の場で、道の駅というのは商品とかそういった上毛町のPRの場だと思うんですね。むしろ道の駅のほうが名前を変えて、上毛町をPRすべきだと思いますし、出資者よりも代表取締役は町長ですので、やっぱり町長の強い思い入れがあって変えていこうというのが大事なんじゃないですか。私は東中学校の名前を変えるより先じゃないかと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(坪根秀介君)町長。
○町長(鶴田忠良君)名称につきましては、先ほど言いましたように、当時の方々、例えば商工会の「アクティブしんよし」というグループがあったわけでございますけど、大変な熱の入れようでございましたので、私は彼らの意思を尊重しなければならないだろうと思っておりますし、そういう意味では先ほどの答弁の繰り返しになりますけども、どうするかということは出資者の意向を聞いて検討してまいりたいと思います。 ○議長(坪根秀介君)企画情報課長。
○企画情報課長(尾崎幸光君)インショップの件でございますが、先ほど言いましたように3年間の事業ということで、ことしが最終年度となります。その中で、それ以降続けていくかにつきましては道の駅と協議をしながら、道の駅が考えていただくものと思っております。
-25-
それといつからかということでございますが、先ほども御説明しましたが、今、駅長のほうが出荷組合のほうに御説明しておりますので、今月からになるのか来月からになるのかということにつきましては、私のほうもちょっと今、それは承知をしておりません。
○議長(坪根秀介君)よろしいですか。 ほかに。宮本議員。
○1番(宮本理一郎君)まず22年度事業報告の中の総括的概要を今、朗読されまして、売り場面積の拡大はできたものの地元農産品の確保ができず、年度当初予定に至らなかったということでございますが、売上を拡大するための面積拡大をねらって工事をしたわけであって、売り場面積を拡大しておきながら地元農産品の確保ができなかった。そしてあげくの果てに、売上・客数ともに予算割れというようなことでは、これは投資した金額に対してちょっと安易な総括ではないかと私は思います。
商売する大前提としては、買い物に来られるお客様、つまり消費者に対して、年間を通して安定供給するということであって、しかも最大のサービスであります。お客様のほしいものが、ほしいときに、ほしいだけ、その売り場に品ぞろえできているというのが商売する人の最低限の心がけであって、それがなくして売上拡大は望めないと私は思います。
5.9%の拡大を予定しておるようでございますが、売る物が品薄だったり欠品していたりということは、まず予定の売上確保は、尐なくともできないと思います。 したがって私が思うのは、安易な総括をもうちょっと突っ込んで、この大きな原因は何なのかということと、今回、売り場面積拡大したときの計画管理の甘さ、未熟さ、そういったものが結果的に数字として露呈しているのですから、出荷組合等の選定とか構成とか、そういった段階の問題もありましょうし、地場産品にこだわるという気持ちは非常にわかるんですが、それにこだわるがゆえに予定の売上、収益が取れないんであれば、広域商品供給体制というものは当然とるべきだと思います。
上毛町の産品のPR、そして地産地消という立場からのお店づくりという基本的な考え方はわかるんですが、経営という面から見たら、お客さんがほしいものがそこにないということであれば、そのお客さんがニーズする商品をやっぱりどこからか持ってきて品ぞろえするという問題もあろうかと思います。 まず、この辺からお伺いします。
-26-
○議長(坪根秀介君)企画情報課長。
○企画情報課長(尾崎幸光君)先ほど議員さん言われましたように、売り場面積がふえたのに地元農産物の確保ができなくて、最終的には赤字となったということにつきましては、大変申しわけなく思っておるところでございます。
先ほども言いましたように、生産者につきましても10年前と比べ高齢化が進んでおりまして、出荷組合の脱会者もふえているところでございます。そこで上毛町産の農産物を出していただくということが難しくなっているところでございまして、先ほどの事業計画の中でも申し上げましたが、上毛町で生産されていない農産物につきましては、広域的な仕入れを行いたいと考えているところでございます。それで駅の中の農産物の不足分を解消していきたいと考えているところでございます。 ○議長(坪根秀介君)宮本議員。
○1番(宮本理一郎君)商品の品ぞろえという点で、私も見ましたけれども、商品構成、あるいは売り場づくりという点で、基本的にできていない点が非常に多いように思います。
つまり、商品の売れ行き動向を十分調査しているのかというような思いがするんです。売れ行き好調商品と、逆に売れ行き不調商品があるので、好調な商品はより強化して、当然フェイシングといいますか、売り場面積をふやしていく。不調商品は下げて、できるだけ売り場の商品の回転率を上げるというのが商売のコツなんです。ですから極端に言いますと、生鮮産品と言われる青果・精肉・鮮魚というのは、朝の10時に開店したら、1時か2時までに朝の品ぞろえが1回転します。そして3時から閉店までにもう1回転します。だから生鮮食品を置いている普通のお店は、最低2回転するんです。要するに2回転しないと損益分岐点に達しないということです。あと衣料品なんかは1週間で1回とか、いろんな回転率がありますけれども、そういった売れない商品をいつまでも置いているような気がします。そうすると当然、いわゆるお菓子だ何だって、生鮮産品以外でも鮮度は落ちるわけですね。鮮度が落ちる以上に金利がかさみます。そういったことを従業員がわかっているかということ。
つまり広く言いますと、売り場面積を広げてリニューアルをしたということは、売り場はきれいに大きくなっても、そこで働く従業員の心のリニューアルができているかということです。私は過去、そういったことをよく言いました。売り場が幾らきれいになっても、そこで働いている人、従業員の心の改革、意識の改革ができていない
-27-
と、売上は拡大しないということです。だから物よりも人の教育がどの程度できているか、今後、数字を伸ばしていこうという場合、あそこの出荷組合の組合員さん、直営の社員さんが一つの目標に向かって進んでおるかというような心配がされていますけど、どうでしょうか。
○議長(坪根秀介君)企画情報課長。
○企画情報課長(尾崎幸光君)先ほど議員さん申されましたように、朝出荷されてから午前中で商品がなくなってしまっておるような状況でございます。午後からにつきましては、道の駅の目玉商品である新鮮な野菜等が持ち込まれないような状況でございまして、去年からも言っていたんですが、午後からの持ち込みについて生産者組合のほうに御相談をし、その分については次の日の朝までは置くような形をとるということで指導はしておるんですが、なかなか実行ができていないというふうな現状でございます。
それと、先ほど議員さん言われましたように、従業員指導が一番重要だということだと思いますので、その件につきましても町のほうから指導をしていきたいと思っております。
○議長(坪根秀介君)宮本議員、3回目です。簡潔にお願いします。
○1番(宮本理一郎君)やっぱりお客さんのほしい商品がそこにないということ、品薄、欠品だということは、早く言えばチャンスロスなわけですね。売上計上、あるいは利益を確保するための、そこにチャンスがあるのに対して、みすみすロスを起こしているというもったいない話です。お客さんが来てくれているのに商品がないということですから、この辺は重々注意していただきたいと思います。
皆さん、この黄色のページを開いていただきたいんですが、このページで1カ月当たりの販売額、1日当たりの平均販売額がございます。これを見てちょっと異常な数字が出ているなと思うので、12月の販売額、1月の販売額をごらんください。そうすると12月は1日当たり51万4,925円、1月が44万9,003円になっています。一番大きい金額は10月で、90万4,000円。商売をしているとニッパチと申しまして、2月、8月に数字が落ちるのは常識です。だけども、最近は2月はバレンタインデーとかあり、8月は皆さんが旅行で動くということで数字は上がるんです。常識的には12月、1月というのは一番稼ぎどきで数字が上がるんですが、この辺の数字は何が原因だと思いましょうか。これを見て、私は不思議に思ったわけですが。
-28-
要するに強化するのは、ここじゃないかと思うわけですね。これは大きな前年度のいろんな工事とかいう関係があれば納得ですけれども、何もなくてこの数字であれば、ひとつ問題だと思います。逆に言えば、この12月、1月の強化をすればよくなる。 平日の客数と土日の客数もごらんください。そうすると、12月、1月の平日と日曜の客数。日曜は非常に伸びているというのか、これが当たり前というのか、平日が極端に尐な過ぎるのかという感じですけれども、この数字から言えることは、平日の強化、そして12月、1月の強化ですね。これだったら5%ぐらいは十分数字が伸びると思います。いかがでしょうか。 ○議長(坪根秀介君)企画情報課長。
○企画情報課長(尾崎幸光君)私としましては、経営のことにつきましては余りよくわかっておりませんで、先ほど御説明いただきました平日の強化、それから12月、1月の販売額の強化ということにつきまして駅のほうに指導をして、尐しでも上げられるように頑張っていただきたいと思っております。 ○議長(坪根秀介君)ほかに。 大山議員。
○11番(大山 晃君)手数料の件で、道の駅が手数料が一番尐なくて非常に出荷者の皆さんにとって非常によい方向に行っていたんですが、これが13になりますとまた出荷者が減るんじゃないかという気持ちがするんですよね。先ほど説明の中では、お年をとられて生産者が尐なくなったと。それにまた拍車をかけて3%上げることによって、道の駅に出す出荷者が尐なくなるんじゃなかろうかという気がいたします。 これはやはりよそから仕入れることも大事かもしれませんけど、地産地消の面から行きますと、やはり上毛産を主として生産されたものを販売するという地産地消の目的に非常にいい面があるんですが、ここで3%上げることによって、また売上がダウンする、出荷品目が下がって尐なくなる。よそから仕入れることについて、よそからの品物の信用性等々が欠けてくるんじゃなかろうかと思いますが、そこら辺はどうでしょうか。
○議長(坪根秀介君)企画情報課長。
○企画情報課長(尾崎幸光君)先ほど、決算のほうで説明をいたしておりますが、去年、今年と赤字が続いております。ことしにつきましては650万の赤字ということで、ほかの道の駅の状況を見ますと、道の駅おこしかけで野菜については15%、それか
-29-
らJAのふれあいにつきましては13%、メタセの杜につきましては生産者13%、さわやか市大平につきましては町内15%と、ほかの駅等につきましても13から15というような手数料をいただいておるところでございます。道の駅しんよしとみにつきましては10%ということでこの11年間守ってきたわけでございますが、赤字がこういうふうに続きますと、やはり10%から13%に上げて、尐しでも赤字額を減らしたいと考えておるところでございます。
地産地消につきましては、議員さん言われるとおり、上毛町の産品を売るのが一番いいことだと思いますが、なかなか出荷者のほうに出していただけないという現状もあるところでございます。 ○議長(坪根秀介君)大山議員。
○11番(大山 晃君)赤字だから手数料を上げるとか、そういうことはだめだと思うんですよね。赤字だから、これをすることによって300万ぐらいは利益を上げるということになると思いますが、だんだん出荷者が減ることになると売る物がなくなってくるわけですから、逆に計算してみますと、まだ赤字になりゃせんですか。私はそう思います。
○議長(坪根秀介君)企画情報課長。
○企画情報課長(尾崎幸光君)こういうふうに赤字がもう2年続いておりますが、これで会社の存続が危ないような状況になっておるということで、今回3%の増額をさせていただいたところでございます。 ○議長(坪根秀介君)ほかに。亀頭議員。
○10番(亀頭寿太郎君)三、四点ほどお尋ねいたします。今年度651万の赤字と。もうこれで3年連続赤字じゃないかと思うんですけどね。それから、先ほどから出ている手数料の変更の件。第三セクターでもってしんよしとみ道の駅を設立した当時の基本的なお考えを企画課長はどう考えておるか、まず、その点。
それから赤字を手数料の3%増で360万埋めるというのは、これはもってのほかじゃないかと思う。設立当初の考えを持てば、やはり高齢者になっても庭先で品物をつくり、幾分でも所得を得ようという発想のもとで旧新吉富の時代は取り組んだわけなんです。そうした地産地消、あるいはお年寄りの収入ということを基本的な考えとして取り組んだやつを、手数料を上げていくというのは非常に考えがおかしいと思う。 なぜ赤字になっているかという理由で私たちが耳にするのが、生産をする人、出荷
-30-
をする人が、現場の人あたりが閉店の6時に外でたばこを吸いよると言うんです。昼からなぜ品物が尐なくなるかというと、森の風に持っていくというんです。なぜかというと、もう置いとってもお客は来ん、人は来んから、皆もう昼過ぎから向こうに持っていくらしいんですよ。
それと職員教育。あんなことで販売拡大しようとしたってできないと持っていく人が言うんです。なぜお前たちは総会やら何やらでそうしたことを話さんかと言うと、いや、それはもう言いよるけど、閉店前に持っていくと、外でたばこでも吸って、「まだ今ごろ持ってくるで」というような、そんな態度らしいんです。だから基本的な販売員のサービスに関する教育とか、そうしたところを基本的にやり直して、せっかく地元の方々が持っていくのを、この手数料を上げるというのは。森の風が15%に上げたときも私たちは向こうの社長に厳しくそのことを追及したんですよ。だからよそがどうこうとか、そんなのは理由にならない。10%で来ていたから、地元の出荷する人あたりも年をとってもやっぱり出していこうと、それが楽しみであるということで、それなりにやってきている。だけど出す人の声は大にして従業員のサービスが低下しているのにも程度があると。
先ほど、駅長の後継者をつくる、駅長を嘱託化することで費用を幾分削っていくということでお話をされましたけれど、まず基本的にそこのところから私はやり直すのではなかろうかと思う。そうしたことは町長さん、役員会あたりで声に上がりませんか。まず、その点を。 ○議長(坪根秀介君)町長。
○町長(鶴田忠良君)手数料の増加につきましては、逆に考えますと、他の道の駅との比較の中で、11年間よく10%で辛抱したなという一つの評価をされる方もいらっしゃるわけでございます。したがいましてこの段階になりますと、ある程度出荷者の皆さんにも御協力をいただいて、11年間これだけやってきたんだから、もう尐しだけ負担をしてもらえないだろうかという気持ちで説得を続けると。今、企画情報課長が言いましたように、駅長さんがあらゆる機会をとらえてやっているところでございますけれども、それは一つの考え方でございました。
それからもう一つ、地産地消でそこに出荷する方々の、ある意味での生計に寄与するというのが本来の趣旨であったということを考えるとどうかということでございます。同じ答弁になって大変申しわけないんですけれども、今まで道の駅は、ある意味
-31-
ではそれだけ貢献してきたということでありますので、これからは出荷をしていただく皆さんにも、道の駅の存続のために尐し御協力いただきたいということがございます。
もう一つは、おっしゃるように、従業員あるいは駅長含めて私もそのうちの一人でありますけれども、道の駅の経営につきまして尐し危機感が欠けておったんじゃないかということで、経営主義あるいは企業努力というようなことを念頭に置く必要があって、先ほど課長が言いましたように、報酬、給与の削減あるいは配置転換等でその部分を十分再生を果たすために今度、手段を講じたということであります。当初は御承知のように3億近い売り上げがありまして、役場のほうに逆に寄附金を申し上げるというような事態であったわけでありますけれども、今は3分の2ぐらいの売上になったということで、非常に残念で仕方がないわけでございます。そういう危機を転機として、これから、先ほど言いましたようなお互いの努力でそれを克服していくということはもちろんでありますが、出荷をしていただく皆さんにも尐しだけ御協力をいただきたいというのが、非常にあらましな答弁で恐縮なんですけれども、総会の中での意見でもそれはやむを得んだろうということで結論が出たということでございます。 ○議長(坪根秀介君)亀頭議員。
○10番(亀頭寿太郎君)私は前から、こうした第三セクターでかなり黒字を出している時点から民間のほうに渡してはどうかというような案も持っておったし、またそうしたことも提言してきたと思っておるんですが、私はこの一、二年で目鼻をつけるというか、余り傷が大きくならんうちに民間に譲渡するということを真剣に考えるべき時期が来ておるんじゃなかろうかというような感じがするわけなんですが、そうした民間移行の関係について町長はどういうお考えを持っておられますか。 ○議長(坪根秀介君)町長。
○町長(鶴田忠良君)おっしゃるとおりでございます。今、出資金が2,050万円あるわけでございますけれども、赤字経営の中でその分を消化しております。この前も総会の中で、出資金がもうゼロに近くなる段階で第三セクターをどうするかという判断はできないと申し上げました。したがって、出資金が半分、つまり2分の1になる前に、あるいはそういう段階が予測される場合には、改めて第三セクターをどうするかという論議をしていただくと総会の中で申し上げまして、それにならないように、道の駅の担当者、我々もそうでありますけれども、ここの経営については万全を尽くし
-32-
ていくということで、この前も総会の中である意味の決意を新たにしたところでございます。
それがかなわずに、このままずるずる行って出資金がゼロになりますと、当然のことながら道の駅の経営はできなくなります。そういう状態になってからではもう遅過ぎるということでありますので、今おっしゃるように、そういう将来的な展望、展望ではないかもわかりませんけど、考え方というのは、そういう方向で進むということは申し上げております。
○10番(亀頭寿太郎君)以上です。 ○議長(坪根秀介君)三田議員。
○5番(三田敏和君)先ほどから担当課長のほうから、前年度の赤字に対して申しわけないという言葉やら、指導するという言葉やら、今年度こうするということが出てきておりますが、実は今年度の事業計画が、じゃあ出荷者の皆さんにどう伝わるかと言ったら、伝わる場がないんですね。
そういう中で今回、手数料値上げの話もそうですけども、非常に危機に向けていろいろなことをやっていこうとしている中で、これは道の駅だけでできる問題でもありませんし、出荷者の皆さんに協力を願わないといけないところが多々あると思うんですね。そういうところがなかなか伝わらないというのが私は非常に残念だなと思うし、実は今週、出荷組合の総会がありましたけれども、町長がその席で先ほどの危機感等述べておりました。それで値上げの話も出ておりました。そういう中、出荷者の皆さんとの話の中でいろいろ協議をしていく上でというようなことも述べられておったと考えるんですが、こういう事業計画がある中でよくよく考えると、出荷者の皆さんの協力を得ないといけない、出荷者の皆さんに今の現状がより深くわからないといけないというところが欠けていると私は思うんですね。
それで前回、昨年でしたか、私は、もっと出荷組合と道の駅が合体をしないといけないんじゃないかという話をしましたけれども、一員じゃないから物を申せないというようなことを担当課長が言われました。こういう物を言わないというような状態で、ずるずる行くわけにはいかないと私は思うんですね。その辺、担当課長としてどういうお考えですか。
○議長(坪根秀介君)企画情報課長。
○企画情報課長(尾崎幸光君)出荷組合につきましては、道の駅とも違う組織となって
-33-
おります。駅長のほうから出荷組合のほうに対しまして、先ほど言いました手数料の値上げについて御説明があったのではないかと思っているんですが、されていないということでしょうか。 ○議長(坪根秀介君)三田議員。
○5番(三田敏和君)実は先般、役員会がありました。その席で駅長のほうから先ほどの俸給やら改善策ということで話があった中に、手数料を13%にしたいと。これは役員会にあっただけです。「いつからですか」、「7月1日からです」というようなお話がありました。6月に入って7月1日から手数料を上げるなんて、流れの中で考えられるものなのかと私は思っているんですね。じゃあどういう手段で出荷者の皆さんに伝えるんですかと言うと、「手紙を出します」と。私はこんなことでは出荷者の皆さんの意気が上がるわけないと思うんですけどね。それでも、組合が違うから、何が違うから言えないということになっていくんでしょうか。 ○議長(坪根秀介君)企画情報課長。
○企画情報課長(尾崎幸光君)今お話しされた役員会の中で、7月1日からという話は私のほうも初めて聞きました。大変申しわけございません。
出荷者につきましては、説明会等を開いて説明をして御協力をいただきたい。それから23年度事業についての御報告もさせていただいて、出荷者と一緒になって道の駅を盛り上げていきたいと思っておりますので、そういうことを実行してまいりたいと思います。
○議長(坪根秀介君)三田議員、3回目です。
○5番(三田敏和君)私もそのように思うんですね。出荷者の組合の総会が、道の駅の総会の前にあるんですが、道の駅がこういうことをやりたいとか、こういう状況やからとか、実態がこうだというのが出荷組合の皆さんに伝わる機会というのは非常に薄いんですね。なら一方的に書面を出すからいいじゃないかと、そんなことじゃないんですね。やっぱり今の皆さん方、各委員さんがいろいろ盛り上げていくお話をして、出荷者の皆さんが高齢化していく中、この地域に植える作物をどうやってつくっていくかというのは、道の駅と出荷者がもっともっと近い状態で話ができるようにしないといけないと私は思っています。そういう状態がどうも今、この道の駅と出荷組合の間では手薄だというような感じがしています。
そういう中で、手数料の値上げについても、より親密に深く話をしていく必要があ
-34-
るんではなかろうかというようなことを考えますので、その辺はじっくり検討をいただくようにぜひお願いをしたいと思います。いかがですか。 ○議長(坪根秀介君)企画情報課長。
○企画情報課長(尾崎幸光君)三田議員さんが言われるとおり、出荷者と道の駅が一体とならなければ、売上増にはならないというふうに思っておりますので、先ほど言われましたいろいろな内容について検討し、実行をしてまいりたいと思っております。 ○議長(坪根秀介君)ほかに質疑ございませんか。茂呂議員。
○8番(茂呂孝志君)人件費についてお尋ねします。俸給は、22事業年度では870万であったのが、決算では1,200万を超えています。なぜこういう見込み違いが生じたのか。それから雑給については2,050万だったのが1,300万程度になっています。こういう結果になった説明を求めます。
それから外注委託費で、860万のうち浄化槽管理が470万ですから非常に大きいわけですが、過去もずっと470万と思いますが、実際はどういう管理をされているのかお尋ねします。
それから貸借対照表の中で、未収入金が584万1,000円生じています。昨年は95万9,000円だったと思います。立替金も123万2,000円生じていますが、昨年はなかったと思います。なぜこういう結果になったのか、説明を求めます。 ○議長(坪根秀介君)企画情報課長。
○企画情報課長(尾崎幸光君)給与手当の件でございますが、昨年が1,091万2,989円ということで、ことしが1,281万3,589円となっております。これにつきましては、先ほどから申し上げておりますアンテナショップの費用について支出したものでございます。雑給につきましては、前年度よりも減額となっております。 それから外注委託料でございますが、浄化槽ということで先ほど言われましたように470万、それから清掃のほうで280万というのは、トイレをきれいにして皆さんに心地よく使っていただくということで、浄化槽の委託費と清掃の委託費が大きなものとなっております。
それから、貸借対照表の未収入金につきましては、先ほど言いましたアンテナショップと上毛バーガーをつくる緊急雇用の関係の委託費でございます。立替金につきましては、建設省のほうから町に寄附をいただいております分につきまして、去年の予算で道の駅のほうに防犯カメラを設置したということで、123万2,598円の分を
-35-
道の駅のほうが立てかえているということでございます。 ○議長(坪根秀介君)茂呂議員、よろしいですか。 ○8番(茂呂孝志君)はい。
○議長(坪根秀介君)ほかに質疑はございませんか。 (「質疑なし」という声あり)
○議長(坪根秀介君)質疑なしと認め、質疑を終了します。 以上で本件の報告を終わります。
───────────────────────────────
○議長(坪根秀介君)日程第8、報告第6号 専決処分の報告について(鳴水橋補修・補強工事変更契約)を議題とします。 議案内容の説明を求めます。 建設課長。
○建設課長(古原典幸君)それでは私のほうから、報告第6号を御説明させていただきます。
報告第6号、専決処分の報告について。平成22年9月7日付議案第48号をもって議決された工事請負契約の締結に係る議決内容の一部変更について、地方自治法第180条第1項の規定により、別紙のとおり専決処分したので、同条第2項の規定によりこれを報告する。平成23年6月7日提出、上毛町長、鶴田忠良。
次のページをお願いいたします。専決書でございます。中ほどをお願いいたします。平成22年9月7日付議案第48号をもって議決された鳴水橋補修・補強工事に係る工事請負契約の一部を次のように変更するということで、当初契約4,935万円を今回専決にて5,190万5,700円とさせていただいたものでございます。増額につきましては、255万5,700円でございます。理由でございます。工事を実施した結果、設計の一部を変更して実施する必要があるため契約変更するものでございます。 以上でございます。
○議長(坪根秀介君)説明が終わりました。これから質疑を行います。 質疑はございませんか。茂呂議員。
○8番(茂呂孝志君)設計変更の理由ですが、工事を実施した結果、変更する必要があるということで、実際に当初の設計どおりやってみて、どこにどういう問題が生じて工事をやる必要が発生したのか。それからその工事費の内容についてお尋ねします。
-36-
○議長(坪根秀介君)建設課長。
○建設課長(古原典幸君)主な内容につきましては、当初設計時点では、橋台、橋脚の見えないところについては、予測にてひび割れ注入口の延長を計上していましたが、水かえ、あるいは床堀等により延長が確定しましたので、今回、増額とさせていただいたものでございます。
○議長(坪根秀介君)茂呂議員、よろしいですか。 ○8番(茂呂孝志君)はい。
○議長(坪根秀介君)ほかにございませんか。 (「質疑なし」という声あり)
○議長(坪根秀介君)質疑なしと認め、質疑を終了します。 以上で本件の報告を終わります。
───────────────────────────────
○議長(坪根秀介君)日程第9、議案第32号 専決処分の承認を求めることについて(上毛町国民健康保険税条例の一部を改正する条例)を議題とします。 議案内容の説明を求めます。 税務課長。
○税務課長(福田正晴君)それでは議案第32号を説明いたします。議案第32号、専決処分の承認を求めることについて(上毛町国民健康保険税条例の一部を改正する条例)について、地方自治法第179条第1項の規定により別紙のとおり専決処分したので、同条第3項の規定によりこれを報告し承認を求めるものであります。平成23年6月7日提出、上毛町長、鶴田忠良。
理由ですが、中低所得者の国民健康保険税の負担軽減を図るための地方税法施行令の一部を改正する政令が、平成23年3月30日に公布されたことに伴い、これに準じて直ちに本町国民健康保険税条例の一部を改正する必要が生じたため、専決処分をしたものでございます。
次をお願いいたします。専決第2号、専決処分書。地方自治法第179条第1項の規定により、上毛町国民健康保険税条例の一部を改正する条例を別紙のとおり専決処分する。平成23年3月31日、上毛町長、鶴田忠良。
内容につきましては、新旧対照表で説明させていただきます。3ページから4ページになっております。内容でございますが、国民健康保険税の賦課限度額の引き上げ
-37-
でございます。この条例の第2条、それから第23条につきましては、国民健康保険税の医療給付費分、後期高齢者支援金分、及び介護給付費分に係る賦課限度額を、国の定める基準に引き上げる改正でございます。医療給付費分につきましては現在の50万を51万に、後期高齢者支援金分につきましては現在の13万円を14万円に、介護給付費分につきましては現在の10万を12万に引き上げるものでございます。 以上でございます。
○議長(坪根秀介君)説明が終わりました。これから質疑を行います。 質疑はありませんか。茂呂議員。
○8番(茂呂孝志君)中低所得者の国民健康保険税の負担軽減を図るためということが提案理由の説明でありますが、ならば具体的に中低所得者の負担軽減がどのように図られているのか、今の説明ではわかりませんので、この点について説明を求めます。 ○議長(坪根秀介君)税務課長。
○税務課長(福田正晴君)中低所得者の所得金額を明確にあらわすことは難しいことでございますが、上毛町の国保世帯の平均所得は、現在では67万円程度でございます。この金額でわかりますように、所得の低い世帯が大半ということでございます。国民健康保険は病気やけがをしたときに安心して医療を受けられるように、加入者の皆さんが国保税を出し合ってお互いに助け合う制度ということになっております。よって今回、所得の多い方が対象になりますが、限度額の引き上げを行うことによって、相対的な税がふえるということになっております。先ほど言いましたように、明確に中低所得者の枠を金額等であらわすのはちょっと難しいところでございます。 以上です。
○議長(坪根秀介君)茂呂議員。
○8番(茂呂孝志君)限度額を引き上げることによって、その分の税収がふえるということだけであって、ふえた分を差し引きして、中低所得者の税がどのように減額されるかという説明は、今の説明でもなされていません。結局は限度額を引き上げるだけの結果でしかないと思います。
それでお尋ねしますが、実際に所得が幾らの方からこの限度額が引き上げられるのか、お尋ねいたします。例えば、夫婦と子供二人の4人家族の場合とか、そういう具体的な例を示しての説明を求めます。 ○議長(坪根秀介君)税務課長。
-38-
○税務課長(福田正晴君)夫婦二人、子供二人の標準的な世帯で、夫だけの収入という場合であると、医療費分と支援分と介護分がございます。それぞれ金額が異なってきます。平均で言いますと、医療費分が所得で630万ぐらいから該当になると思います。支援につきましては490万ぐらいから該当になります。介護につきましては740万ぐらいの所得が対象になります。 以上でございます。
○議長(坪根秀介君)茂呂議員、よろしいですか。 ○8番(茂呂孝志君)はい。
○議長(坪根秀介君)ほかに質疑はございますか。 (「質疑なし」という声あり)
○議長(坪根秀介君)質疑なしと認め、質疑を終了します。 これから討論を行います。 反対討論はありませんか。 茂呂議員。
○8番(茂呂孝志君)私は議案第32号に反対の立場から討論いたします。
提案理由の説明では、中低所得者の負担軽減を図るためとなっていますが、それについての具体的説明がされませんでした。これは加入者に対する負担だけ押しつけるものでありますので、この議案に反対いたします。 ○議長(坪根秀介君)賛成討論はありませんか。 (「賛成討論なし」という声あり)
○議長(坪根秀介君)これで討論を終わります。 これから本案を採決します。
本案を原案のとおり決することに賛成議員の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(坪根秀介君)起立多数。よって、議案第32号、専決処分の承認を求めることについて(上毛町国民健康保険税条例の一部を改正する条例)は原案のとおり可決することに決しました。
───────────────────────────────
○議長(坪根秀介君)日程第10、議案第33号 専決処分の承認を求めることについて(上毛町税条例の一部を改正する条例)を議題とします。
-39-
議案内容の説明を求めます。 税務課長。
○税務課長(福田正晴君)それでは議案第33号を説明いたします。
議案第33号、専決処分の承認を求めることについて(上毛町税条例の一部を改正する条例)について、地方自治法第179条第1項の規定により別紙のとおり専決処分したので、同条第3条の規定によりこれを報告し承認を求める。平成23年6月7日提出、上毛町長、鶴田忠良。
理由でございますが、東日本大震災等の負担の軽減を図るため、地方税法の一部を改正する法律が平成23年4月27日に公布されたことに伴い、これに準じて直ちに本町税条例の一部を改正する必要が生じたため、専決処分をしたものでございます。 次をお願いいたします。専決第3号、専決処分書。地方自治法第179条第1項の規定により、上毛町税条例の一部を改正する条例を別紙のとおり専決処分する。平成23年4月27日、上毛町長、鶴田忠良。
次をお願いいたします。上毛町税条例の一部を改正する条例。上毛町税条例の一部を次のように改正する。附則に次の2項を加えるということでございます。括弧で東日本大震災に係る雑損控除額等の特例の第22条の内容、及び東日本大震災に係る住宅借入金等特別税額控除の適用期間の特例の第23条の内容につきましては、議案説明資料の1ページ、上毛町条例一部改正関係資料により説明させていただきます。 改正の内容でございますが、雑損控除の特例、括弧で附則22条関係でございます。東日本大震災により住宅や家財等に生じた損失について、平成23年度分個人住民税での雑損控除の適用及びその手続等に係る規定の整備でございます。雑損控除は納入者の選択により、平成23年または24年のいずれかを選ぶことができます。 次ですが、住宅ローン減税の適用の特例でございます。附則第23条関係になります。東日本大震災により、住宅借入金等特別税額控除の適用を受けている住宅が滅失等した場合において、平成25年度分個人住民税以降の残存期間における税額控除の継続適用を可能とする規定の整備でございます。本来、住居等が滅失した場合、大震災があった23年度分までが今まで控除の対象でございましたが、特別に24年度以降も控除してよいという特例の内容でございます。 以上、2点でございます。
○議長(坪根秀介君)説明が終わりました。これから質疑を行います。
-40-
質疑はございませんか。 安元議員。
○6番(安元慶彦君)この条例改正は、震災を受けた方々がこういう雑損控除等の特例を受けるということで、我々はこの条例改正というものには適用しないと解釈されるんでしょうか。
○議長(坪根秀介君)税務課長。
○税務課長(福田正晴君)対象となられる方は、上毛町に住所がございまして、確率はものすごく低いと思いますが、被災された地域に家とか所有されている方が、万が一ある場合がございますので、そういう方につきましてはこの雑損控除が適用になりますから、専決でお願いしたものでございます。 ○議長(坪根秀介君)安元議員。
○6番(安元慶彦君)そういう方々が本町に転入をしてきて、そういう方々はこの条例の適用を受けるけれども、そのほかの我々はこの条例は関係ないんだということですね。
○議長(坪根秀介君)税務課長。
○税務課長(福田正晴君)はい、そのとおりでございます。 ○議長(坪根秀介君)ほかにございませんか。 (「質疑なし」という声あり)
○議長(坪根秀介君)質疑なしと認め、質疑を終了します。 これから討論を行います。 反対討論はありませんか。 (「反対討論なし」という声あり)
○議長(坪根秀介君)賛成討論はありませんか。 (「賛成討論なし」という声あり)
○議長(坪根秀介君)これで討論を終わります。 これから本案を採決します。
本案を原案のとおり決することに賛成議員の起立を求めます。 (全員起立)
○議長(坪根秀介君)全会一致。よって、議案第32号、専決処分の承認を求めることについて(上毛町税条例の一部を改正する条例)は原案のとおり可決することに決し
-41-
ました。
───────────────────────────────
○議長(坪根秀介君)これから議案の委員会付託を行います。
6月3日、議会運営委員会の協議結果を資料として配付しております。 運営資料4ページ、委員会付託表をごらんください。
議案第34号、平成23年度上毛町一般会計補正予算(第1号所管分)、議案第35号、上毛町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)の2件は、総務、産業・建設常任委員会へ。
議案第34号、平成23年度上毛町一般会計補正予算(第1号所管分)、発議第3号、「尐人数学級推進」、「義務教育費国庫負担制度拡充」に係る意見書案の2件は、文教・厚生常任委員会へそれぞれ付託いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」という声あり)
○議長(坪根秀介君)異議なしと認めます。したがって、お手元に配付の委員会付託表のとおり所管の常任委員会に付託することに決定しました。
───────────────────────────────
○議長(坪根秀介君)続いて、各常任委員会の開催日についてお諮りします。 運営資料6ページ、委員会日程表をごらんください。
各常任委員会の開催日は、議会運営委員会で決定いただいた日程のとおり決定したいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」という声あり)
○議長(坪根秀介君)異議なしと認めます。
したがって常任委員会の開催日は、運営資料、運営委員会日程表のとおり開催することに決定しました。
以上で、本日の日程はすべて終了しました。 本日はこれにて散会します。
散会 午後 0時10分 平成23年6月7日
-42-
因篇幅问题不能全部显示,请点此查看更多更全内容